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社長の活動
2019.12.10 エコなまち 和歌山県・有田川町で木質バイオマス発電

シン・エナジー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:乾 正博、以下当社)は、和歌山県
有田郡有田川町にて900kWの木質バイオマス発電事業を行います(2020 年5 月に着工、同年12 月に発電開始予定)。
当発電所は、地元の金融機関の融資や林業関係者などから出資を募り、当社の理念に基づいた地元主体の発電所となります。
発電設備はURBAS(ウルバス)社製(オーストリア製)の熱電併給装置を採用します。発電定格出力
450kW×2 の同設備導入は、国内初となります。

■本事業の背景
和歌山県は森林率が全国で第8位と、豊富な森林資源を有しています。しかし、急峻な地形により伐採
が容易でないことや、木材の買取価格が年々下落してきたなどの理由から、近年は林業が低迷しつつありました。
一方、有田川町ではこれまでに風力発電、太陽光発電、小水力発電を導入し、再生可能エネルギーの導
入促進やごみの分別徹底・資源化を推進してきました。
2017 年には、小水力発電所の取り組みが「新エネ大賞」資源エネルギー庁長官賞を受賞するなど、その活動が高く評価されています。

2018年に、当社代表の乾が和歌山市で開催された「バイオマスセミナーin和歌山」で講師を務め、その講演を地元の
林業関係者の方が聴講されていたこと、すでに商社から地域資源を有効に使いたいという相談を受けていたことなどから
有田川町や林業関係者の方とつながりが生まれ、本事業がスタートしました。その後、当社は行政、地元企業、商社と共に
「地域にフィットすること」を重視し、地元の林業規模に合った最適な仕様や事業内容について、時間をかけて模索し現在に至ります。

木質バイオマス発電の導入によって、木材の有効活用や林業の活性化、再生可能エネルギーの普及など
地域内で資源・エネルギー・経済が持続的に循環する社会を目指します。

■当事業の3つのポイント
①地域主導:発電所の出資比率は地元企業の割合を高くし、地域主導の意思決定を可能にします。
②技 術:安定稼働、メンテナンスの負担低減で、FIT終了後を見据えたエンジニアリング力。
③経 済 性:事業の発展性を考え高効率なシステムを導入しています。

 建設場所  和歌山県有田郡有田川町大字修理川
 定格出力  900kW
 年間発電量  約6,700 MWh (一般家庭の約2,300 世帯分)
 発電開始予定日  2020年12月

 

【プレスリリース】エコなまち 和歌山県・有田川町で木質バイオマス発電

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