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2020.10.09

奥飛騨第2バイナリー発電所の竣工式を執り行いました

当社と奥飛騨自然エネルギー合同会社(職務執行者:本田孝一/以下、奥飛騨自然エネルギー)は、2020年10月8日※に「奥飛騨第2バイナリー発電所」の竣工式を執り行いました。
※ 10月8日は「地熱発電の日」です

当発電所は、奥飛騨温泉郷一重ヶ根地域では2番目のバイナリー発電所となります。
奥飛騨第1バイナリー発電所と同様、温泉の給湯源泉を活用した発電所で、給湯源泉から湧出する熱量の一部を活用するため、地熱資源の枯渇等の不安を払拭できるだけでなく、発電に使用した熱量の多くを熱交換器で回収することにより、給湯温度の著しい低下を招く恐れがなく、温泉給湯と発電が共存できるものとなります。

■事業概要
発電所名:奥飛騨第2バイナリー発電所
設置場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根字マセドウ2286-118、他4筆
発電設備:第一実業株式会社 Thermapower 125MT×2台
発電方式:バイナリー発電(作動媒体R245fa:代替フロン)
発電出力:250kW(最大)
熱源条件:〈使用熱源〉蒸気(約165℃) 〈使用量〉3.4t/時間
冷却水条件:〈使用水〉湧水・井水(12℃) 〈使用量〉1,500L/分
系統接続※:
・1~2月:毎日24時間
・3~4、6~12月:平日24時間、土日・祝祭休日(8:00~18:00を除く)14時間
・5月:毎日(8:00~18:00を除く)14時間
年間発電量:約150万kWh(約500世帯分に相当):電気事業連合会2015年データによる
事業期間:15年
売電先:中部電力株式会社(全量FIT)
設備設計:シン・エナジー株式会社
施工:美笠建設株式会社、株式会社中林工務店、蒲田建設株式会社、宝興建設株式会社、大和総業、光建設備株式会社

※ 本来、当発電所はベースロード電源に寄与する発電所ですが、現行制度では送電に制約がかかるため、系統接続の相談の結果、このような条件となっています。再エネ電源の活用があるべき姿になるよう、制度が変わることを期待します。

■事業の特色
この事業は、実際にホテル、旅館、民家等に温泉を給湯している源泉を使用していることが特色のため、給湯温度の維持を重視し、温泉熱を大気に放出しない工夫をしています。
一般的に、バイナリー発電装置の冷媒冷却には冷却塔を使用しますが、ここでは豊かな湧水や井水を使用し、熱交換器で冷却しています。
冷却に使用した湧水や井水は熱交換器で温められ、これを高温の源泉の温度調整に使用していますので、全体として失う熱量はごく少ないものになっています。

当社は、エネルギーの地産地消を通して地域に雇用創出や経済効果を生み出し、自然と地域が永続して共生できる社会を作るため、これからも再生可能エネルギー事業を推進してまいります。