シン・エナジーは環境負荷の低い再生可能エネルギーを創る事業を全国で行っています。発電所を作るだけでなく、エネルギーの地産地消や地域振興につながるような事業開発を行っています。

シン・エナジーという社名には、Symbiosis(共生)とEnergy(エネルギー)といった、エネルギーを基軸に自然との共生を目指すという思いが込められています。

未来の子どもたちからの「ありがとう」のため、生きとし生けるものと自然が共生できる社会を創造します

日本の歴史的、地理的優位性を
活かす地域づくり

海洋国家であり森林国家である日本が今まで歩んできた文明とこれから挑戦していく文明を、このページで皆さんと一緒に考えてみたい。

まず、時を1万3千年ほど巻き戻そう。そこにあるのは縄文時代だ。当時の人を日本人と呼称するかは別にして、日本にいた人たちは季節ごとの自然からの恩恵を受け、計画的な労働を行っていたとされる。しかし教科書等では、縄文時代は文化であり文明とは認められていないと聞く。もしも縄文が文明として認められれば、エジプトやメソポタミア文明(約8000千年前)より数千年も古いことになる。

その後、稲作による農業が大陸から伝来し、日本は従来からある縄文的な様式と稲作を組み合わせ、食料基盤を確立していく。狩猟や漁撈の文化を駆逐せず農耕文化と融合するという独特な発展、近代までの日本の宗教、貴族文化、武士社会、江戸時代を総じて「日本」であり、日本の文明、文化である。

日本が大陸や他の文明と大きく違うのはどこなのか? どのように考察すれば、日本および地域の未来を明るくできるのだろうか。

近代はどうだっただろう。外来の産業を取り入れて工業化を推し進め、大陸と同様に帝国主義的に域外への進出をし始めた。結果、欧米列強を敵に回し、昭和20年に敗戦国となる。

占領国側の統制による国家の再興が始まった。そのことがいい悪いと評価すること自体不可能である。一方、その後様々な偶然や必然が重なり、日本は高度経済成長を一気になし遂げ、GDP上位を維持する国となる。

その後バブルが崩壊し、平成、令和の約30年以上にわたり、日本には変化や挑戦より踏襲や先送りというような現象が多く見られる。エネルギー自給率が20%以下のため、毎年燃料代として20兆円も海外に支払っている。さらに1次産業は壊滅状態、時価総額の世界ランキング100位以内は数社に留まる現状だ。

日本の長い歴史と現在の地域や市町村がおかれている状況を再認識し、日本の歴史的地理的優位性を活かす今後の地域づくりは、どのようなものなのか。一緒に考えてみたい。

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