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社長の活動
2021.12.24 「一宝水第一水力発電所」で起工式を執り行いました ~奥飛騨温泉郷で地域貢献型水力開発~

奥飛騨水力発電株式会社(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷、代表取締役社長:志田正雄、以下奥飛騨水力発電)と、当社が計画を進めてまいりました「一宝水第一水力発電所」は、このたび12月23日に起工式を執り行いました。当発電所は、2023年春頃に運開予定です。

 

当発電所は昨年12月に竣工した安房谷水力発電所に続いて、奥飛騨水力発電として2か所目の水力発電所となり、これにより年間発電量は2か所の発電所合わせて約8,134MWh(約2,490世帯分に相当※1)となります。また本件は、安房谷水力発電所と同様に、地域に根差した発電所運用を行い、一級河川である神通川水系高原川の未利用の水資源を有効活用します。
※1 電気事業連合会2015年データによる

奥飛騨水力発電と当社は、奥飛騨における「地域貢献型水力開発」の基本コンセプトとして下記を掲げており、事業収益を地域に還元する事業スキームで地域の活性化に貢献していきます。

【奥飛騨における地域貢献型水力開発の基本コンセプト】

1.地元企業との連携により地域事業会社を創設(地元出資51%以上)
2.地元産業(調査工事・土木建築工事・金融等)の優先活用
3.売電収益の一部を「地域振興基金」として地域に還元一定額を20年間にわたり、地元に拠出(公園整備・文化活動支援)
4.複数地点を対象とした逐次開発(地域一貫開発)

当社は、これからも地域の方々と共同して水力開発の適正ルールを遵守した水力開発を推進することで、乱開発を防止し、地域のための「地域貢献型開発」を行ってまいります。

 

■事業概要
発電所名:一宝水第一水力発電所
設置場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根白谷2531番6
河川名:神通川水系高原川(別名:毛受母川)
有効落差:最大出力時65.50m
最大使用水量:1.220m3/s
最大発電出力:657kW
年間発電量:4,859MWh(約1,490世帯分に相当)※電気事業連合会2015年データによる
発電方式:流れ込み式
取水設備:既設砂防ダム利用(背面腹付・チロリアン取水)
水車の種類:横軸フランシス水車発電機の種類:三相誘導発電機
売電先:中部電力パワーグリッド株式会社(全量FIT)
事業運営:奥飛騨水力発電株式会社
設備設計:シン・エナジー株式会社

<一宝水第一発電所レイアウト>

■奥飛騨水力発電株式会社
【本社】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根200-34
【代表者】代表取締役社長 志田正雄
【設立】2017年11月

プレスリリース(PDF)

 

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